肌のバリア機能の重要性! でも高めるにはどうすればいいの?【3章-5】

肌のバリア機能って?

肌の美白を保つためには、肌のバリア機能も重要です。
肌の「バリア機能」とは、肌表面にあるわずか0.02mmの角質層がうるおいを蓄え
乾燥と外部刺激から肌を守る役割のことです。
しかし、肌のバリア機能は、乾燥した外気や、痒みで肌を掻くことで破壊されてしまうのです。
バリア機能が低下してしまうと、摩擦などの外部からの刺激で肌のトラブルが起こりやすい状態となってしまいます。そうすると、肌(角質層)の水分が保てなくなり、肌がカサカサと乾燥しがちになります。

図にあるように肌のバリア機能が正常な健康な肌では、角質層の「バリア機能」が外部からの刺激から肌を守ってくれます。水分と油分のバランスも保たれておりますので、潤いのある美肌・美白をキープできます。
一方でバリア機能が低下した肌だと、肌の水分が蒸発し、紫外線やほこりなどの外部からの刺激を受けやすくなます。肌荒れなどのトラブルにつながるだけでなく、バリア機能の低下は美白の大敵となってしまいます。

肌のバリア機能には「セラミド」と「ヒアルロン酸」

セラミド」は、肌の角質細胞の間を埋める「細胞間脂質」の50%を占めるており、バリア機能を働かせるための主成分です。充分な「セラミド」で満たされた肌は、バリア機能の働きが高く、外部からの刺激で肌荒れしにくい肌にしてくれます。
ヒアルロン酸」は、保水力がとても高く、1gで6リットルの水分を抱えることができるのです。

こちらも図にしますと

この二つを摂取し、十分に肌に満たすことで、バリア機能を高め、肌のきめを整えるだけでなく、紫外線などの刺激を軽減することができ、美白にもつながります。

肌のバリア機能にいい成分・食べ物は?

肌のバリア機能をサポートをしてくれる成分には以下のようなものがあります。

・ブライトニングパイン
・ビタミン類
・ヒアルロン酸
・サケ鼻軟骨抽出物
・大豆抽出物
・セラミド
・こんにゃく芋
・乳製品
・すっぽん
・うなぎ

このような成分を摂取すると、肌のバリア機能をサポートしてくれます。
大切なのは「セラミド」「ヒアルロン酸」になります。
サケ鼻軟骨抽出物や大豆抽出物はコラーゲンやヒアルロン酸を生成の促進を助ける成分になります。

また日焼け止めの成分として使われる「ブライトニングパイン」はパインのセラミド部分から抽出しているエキスなので、美白だけでなく、美肌にもいい成分です。

おすすめ成分チェック!

ここでは「大豆抽出物」について紹介致します。

化粧品としても大豆イソフラボンを使ったものが人気ですよね。
大豆の胚芽部分に含まれているイソフラボンは、ポリフェノールの一種で、女性ホルモン(エストロゲン)とよく似た働きを持つ成分です。
しかし年齢や生活習慣によってエストロゲンの分泌が減少すると、肌の弾力を保つコラーゲンや、肌に潤いを与えるヒアルロン酸をつくる力が低下し、しわやたるみなどの肌の老化現象が引き起こされます。
イソフラボンは美白効果や肌の老化を防ぐだけでなく、イソフラボンが皮膚のヒアルロン酸やコラーゲンの産生を促進する働きがあると考えられています。

キッコーマンでは、30~40代後半の健康な女性26名を2グループに分け、大豆イソフラボンアグリコンを1日40mg3ヵ月間摂取してもらったところ、イソフラボンを摂取していないグループと比べて、「肌弾力の改善」「シワ面積の減少」が確認されました。

キッコーマンHP(https://www.kagayaki-project.jp/ingredients/isoflavone.html)より

このようにバリア機能のサポートや美白だけでなくシワ面積の減少など女性に嬉しい結果がでている食べ物なんです。