フェーンブロックはどうして日焼け止めに良いの?【2章-3】

日焼け止め成分フェーンブロックとは

フェーンブロックは中央アメリカに生息するシダ植物の抽出物で、PLエキスを多く含む特許が取得されているエキス成分です。紫外線に対する効果としても、シミ・シワ予防に効果を発揮することが分かっています。

【主な4つの効果】
◎免疫防御作用
◎抗酸化作用
◎DNA保護作用
◎皮膚構造維持作用

次にフェーンブロックのそれぞれの効果についてもう少し見てみましょう。

フェーンブロックの4つの効果

・「免疫防御作用」・・・ランゲルハンス細胞(免疫細胞)を正常に働かせて、紫外線ダメージの日焼けなどの影響を受けにくくし日焼けや炎症による赤みなどを防止します。ランゲルハンス細胞というのは「紫外線」など外的刺激から肌を守ってくれる働きがあります。
フェーンブロックを使用することによって紫外線ダメージによる日焼けの影響を受けにくくしてくれる。

・「抗酸化作用」・・・紫外線は皮膚がんの原因となる活性酸素を発生させますが、増えすぎた活性化酸素をきちんと取り除いて「酸化を防止する」シミなどの肌トラブルの予防に役立ちます。紫外線を浴びると肌を守るために大量の活性酸素が発生してしますが、同時に肌が錆びてしまう『酸化現象』が起きてしまうのです。
フェーンブロックは、そのように増えすぎてしまった活性酸素を取り除いて、酸化防止やシミなどの肌トラブル予防に役立つのです。

・「DNA保護作用」・・・紫外線を浴びるとDNAにダメージが加わり、皮膚がんのリスク高まります。フェーンブロックには肌細胞のDNAを守って皮膚がんを防ぐだけではなく皮膚が赤くなる「紅斑」の予防につながります

・「皮膚構造維持作用」・・・肌内部にある繊維芽細胞へのダメージに伴うコラーゲン減少を抑制して、肌のコラーゲンを守る効果があります。PLエキスには抗老化を抑制する働きがあるので、肌の「コラーゲン保護」がいて、シミやたるみの予防につながるのです。

フェーンブロックは、使用することによってこの4つの効果が期待でき、紫外線によるダメージを抑えてくれる日焼け止め成分ということが分かりますね。
では、副作用などのデメリットはあるのでしょうか?

フェーンブロックの副作用ってあるの?

フェーンブロックは皮膚科でも使用されているので、有効性と安全性は確認されていて、副作用はありません。一方で、「アレルギー発症の懸念」はあると言われています。
フェーンブロックの主成分にもなる「シダ植物」は、アレルギー性の高い植物から抽出されている成分なので、発疹や花粉症など、アレルギー症状を悪化させる可能性があります。
アレルギー体質が多い方は注意するようにしましょう。
アレルギー体質でないからといって、直ちに安心というわけでもありません。体質というのは当然変わることもありますので、自分に合うのかどうかしっかり調べてみたり、医師に相談してみるのもおすすめします。