メラニン生成の抑制の人気サプリ成分は?【2章-1】

メラニン生成抑制① メロンプラセンタ

メラニン生成抑制のプラセンタとは、哺乳動物の胎盤のことをいいます。
胎盤とは哺乳類である母体の子宮内腔に形成され、母体と胎児を連絡する器官であり、胎児の生命を維持し、成長を促す大切な働きを担っています。
プラセンタには動物性と植物性プラセンタがあります。メラニン生成抑制するメロンプラセンタは植物性で子供を育てる胎盤はありませんが、種子を育てるために胎盤と似たような『胎座』というものがあります。
『胎座』にはアミノ酸、ビタミン、ミネラルがたっぷりと含まれています。動物性プラセンタにも美容成分は含まれていますが、植物プラセンタには動物性のような病原問題や残留ホルモンの問題を懸念する心配がなく、安心して美肌や美白効果を期待できる成分です。

とりわけ、注目すべき点として、メロンプラセンタは、実証実験によって「メラニン抑制の効果があるという試験結果」が原料企業により報告されています。
そのため、メロンプラセンタは多くのサプリにおいて、人気の日焼け止め・美白の期待する成分となっています。

メラニン生成抑制② クコの実エキス

メラニン生成抑制のクコの実は、古来より漢方薬や民間薬として内服され、現代では中華料理や薬膳料理でも使用されている成分で、クコの実は必須アミノ酸や必須脂肪酸をバランスよく含み、さらにミネラル、ビタミン、ポリフェノールなど美容に欠かせない成分を豊富に含むことが知られています。
また、紫外線への効果としてヒトの皮膚に対して紫外線を照射し、紅斑と色素沈着の影響を調べたところ、クコの実エキスを摂取することにより、これらの日焼けの症状を軽減し、メラニン生成抑制できることが確認されたという試験の報告が公開されています。(※参照『資生堂参考資料枸杞の実エキス摂取による紫外線照射後の黒化抑制効果(ヒト背中) 』)
クコの実のエキスを摂取して紫外線を浴びると、➀肌の紅斑や黒化を抑制する ➁黒化した肌の回復を早める、という新たな作用メカニズムの美白効果があるということです。

メラニン抑制③ ビタミンC

メラニン抑制に寄与するビタミンである「ビタミンC」は、イチゴやレモンなどに含まれていて、歴史が古く、それだけ安全で信頼性のある成分です。
ビタミンCは強い抗酸化作用を持つ水溶性ビタミンです。
そもそもビタミンとは、生きるために絶対に必要な成分だけど自分では作れない成分なので、食べることで身体に取り入れる必要があります。中でも、『ビタミンC』は体がコラーゲンを作るときに必ず必要な成分になります。食事やサプリでしっかり摂取したいものですね。
ビタミンCの特徴の一つは、メラニンの生成を抑制し、肌のターンオーバーの力を借りる事で、色素沈着を起きにくくすることです。また、皮膚を構成するコラーゲンがつくられるのを促進して肌荒れを改善させるはたらきのある成分です。
二つ目に、ビタミンCには抗酸化作用があり、細胞の老化を食い止める働きを持ちます。紫外線やストレスによって酸化するのを防いで、肌荒れを予防してくれます。
また、コラーゲンは、ビタミンCと一緒に摂ると吸収が高まるといわれています。
タンパク質であるコラーゲンは、一度体内でアミノ酸に分解され、吸収されて膚や関節に届きます。 その再合成をサポートするのがビタミンCだと考えられているからです。コラーゲンとビタミンCを一緒に摂ることで、肌や骨、関節などの健康維持にますます役立ちアンチエイジング効果も期待されます。

〈ビタミンCの美白効果〉
・メラニン色素の合成を抑制し、できてしまったメラニン色素を薄くする
・コラーゲンの生成を助ける
・抗酸化作用がある
・肌の新陳代謝を整える

メラニン抑制や日焼け止め・美白サプリ成分の「4大人気成分」+α

ここまで説明してきた「メロンプラセンタ」「クコの実エキス」「ビタミンC」はメラニン抑制や日焼け止め・美白サプリ成分として大変人気のある成分ですが、この他にも次の「4大人気成分」があります。

<4大人気成分>
・「ブライトニングパイン」(パイン抽出物)
・「セレプロン」(パン酵母エキス)
・「ニュートロックスサン」(シトラス抽出物)
・「フェーンブロック」(シダ植物抽出物)

これらの成分については、他のページで一つずつ説明しています。
さらに、他にも良く使われる人気成分として、「ハトムギ」、「ハトムギエキス」「シリカ」「コラーゲン」「ローズマリー抽出物」なども後のページで紹介しています。
どれがより優れている、ということではなく、それぞれ由来も特徴も違う成分なので、よく勉強して比較してみましょう。