杜仲茶は飲みすぎても大丈夫?

私たちがよく飲むコーヒーや紅茶。これらにはカフェインが入っています。カフェインは覚醒作用を持っているので、眠気や倦怠感の解消に効果があるのですが、不眠や胃もたれなどの副作用も持っています。

一方で杜仲茶は、ノンカフェインでこれらの副作用はなく、副交感神経を優位にしてくれる作用があります。そのため杜仲茶は精神をリラックスさせてくれるので、緊張しているときや、眠る前にも飲むことができます。
(ただし利尿作用もあるので控えめに!)
ノンカフェインなので妊婦さんやお子さんなど、どなたでも気軽に飲んでいただけます。

杜仲茶には、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの各種ミネラル成分やビタミン類などの成分が豊富に含まれていて、多くの方にたくさんの健康効果をもたらしてくれるのですが、一部、杜仲茶の飲用には注意しなければならない人もいます。

たとえば、人によっては腎臓が弱っているなどでカリウムの制限がされている場合があります。
そういった方はカリウムの過剰摂取で病状を悪化させる危険性があります。
とはいっても、よっぽど飲みすぎでない限り心配はいりません。

けれども飲んでいくうちに気付かずにカリウムを大量に摂取してしまっていた……なんてことにならないように、心疾患・腎疾患などでカリウム摂取量に制限がある人は、先に主治医に相談してから飲むようにしたほうが安全でしょう。

他には杜仲茶に含まれている成分としては鉄分がありますので、C型慢性肝炎で鉄分制限食をされている方にも注意が必要です。

杜仲の木は無農薬栽培が可能!その理由とは?

杜仲茶の原料である杜仲の葉をちぎると、白い糸が引いて出てきます。これは杜仲に含まれる「グッタペルカ」という成分で、杜仲の特徴の一つになります。このねばねばのおかげで、害虫が葉を食べ始めると虫にこの白い糸が絡まるため、杜仲にはなかなか虫がつきません。なので、杜仲の木は無農薬栽培が可能なのです。無農薬栽培なら安心して杜仲茶を飲むことができますね!
近年この成分の研究が進められており、優れた成分ということで色々な分野での活用が期待されている物質でもあります。

これだけではよく分からない、もっと「グッタペルカ」について詳しく知りたい!という方はこちらのページへ

杜仲の葉にあるグッタペルカとは?